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事例紹介 WORK

物流はコストではなく企業価値へ

2026.08.28 コラム
物流はコストではなく企業価値へ
― 帰り便という考え方が、物流の未来を変える ―

目次
1.はじめに ― 物流を見る視点が変わり始めている
2.「物流=コスト」という考え方の限界
3.企業価値が問われる時代へ
4.帰り便という考え方が物流を変える
5.帰り便は長距離だけではない
6.荷主様・運送会社様・社会の三方によい物流へ
7.おわりに

1. はじめに ― 物流を見る視点が変わり始めている

これまで物流は、多くの企業にとって「必要経費」「できるだけ安く抑えたいコスト」と考えられてきました。
もちろん、物流費を適正に管理することは企業経営において重要です。しかし、物流を単なるコストとして捉えるだけでは、これからの時代に求められる企業価値を十分に高めることは難しくなっています。
近年では、環境への配慮や持続可能な社会への取り組みが企業評価の重要な要素となり、お客様や取引先、投資家、地域社会など、多くの関係者が企業の姿勢を見ています。
その中で物流は、「モノを運ぶための手段」ではなく、「企業の価値を支える重要な経営活動」の一つへと変わり始めています。
物流の考え方が変われば、企業の未来も変わる。
私たち丸共協同株式会社は、そのような時代がすでに始まっていると考えています。

2. 「物流=コスト」という考え方の限界

物流費を削減することだけを目的にすると、短期的には成果が出ることもあります。
しかし、その結果として、
・運送会社様への過度な負担
・ドライバー不足の深刻化
・安定した輸送力の確保が難しくなる
といった課題が生まれる可能性があります。
物流は、製品をお客様へ届ける最後の重要な工程です。
どれだけ優れた商品を開発しても、物流が止まれば企業活動そのものが止まってしまいます。
だからこそ、物流を単なるコストではなく、「企業の信頼を支える経営資源」として考えることが重要なのです。

3. 企業価値が問われる時代へ

現在、多くの企業では「価格」だけではなく、「どのような考え方で事業を行っているか」が評価される時代になっています。
環境への配慮、安全への取り組み、地域社会への貢献、働く人への配慮。
こうした姿勢が企業価値を高める大切な要素となっています。
物流も例外ではありません。
効率的な配送を目指すこと。
無駄な走行を減らすこと。
運送会社様と協力しながら持続可能な物流を目指すこと。
これらは単なる物流改善ではなく、企業価値そのものにつながる取り組みです。
物流を見直すことは、未来への投資でもあるのです。

4. 帰り便という考え方が物流を変える

物流の現場では、「帰り便」という考え方が存在しています。
配送先へ荷物を届けた後、そのまま空車で戻るのではなく、帰る方向の荷物を運ぶことで輸送効率を高めるという考え方です。
これは特別な技術ではありません。
しかし、この考え方を大切にすることで、
・輸送効率の向上
・空車走行の削減
・運送会社様の生産性向上
など、多くのメリットが期待できます。
私たちは、この「帰り便」という考え方には、物流をより良くする大きな可能性があると考えています。
派手な仕組みではありません。
だからこそ、長年にわたり現場で受け継がれてきた知恵なのです。

5. 帰り便は長距離だけではない

「帰り便」と聞くと、東京から大阪、福岡から名古屋といった長距離輸送を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし実際には、帰り便という考え方は近隣県への輸送や地域内の配送でも活用できる可能性があります。
例えば、一つの配送が終わった後、帰る方向にある別の荷物を運ぶことができれば、空車で走る距離を減らすことにつながります。
このような積み重ねが物流全体の効率向上につながり、荷主様にも運送会社様にもメリットを生み出します。
帰り便は特別な輸送方法ではありません。
「空車をできるだけ減らす」という現場の工夫そのものなのです。

6. 荷主様・運送会社様・社会の三方よし物流へ


物流は一社だけで成り立つものではありません。
荷主様、運送会社様、そして物流を利用する社会全体が支え合うことで成り立っています。
荷主様は安定した輸送を望みます。
運送会社様は適正な運賃と効率的な運行を望みます。
社会は持続可能な物流を望んでいます。
この三つが調和してこそ、本当に良い物流が実現します。
私たちは近江商人の「三方よし」の考え方に共感しています。
売り手によし。
買い手によし。
世間によし。
物流もまた、この考え方を大切にすることで、未来へつながる産業になると信じています。

7. おわりに


物流を「コスト」と考える時代から、「企業価値」と考える時代へ。
この変化は、決して遠い未来の話ではありません。
今、企業に求められているのは、価格だけを追い求める物流ではなく、持続可能で社会に貢献できる物流です。
その第一歩は、決して難しいことではありません。
現場で昔から受け継がれてきた「帰り便」という考え方を見つめ直すことも、その一つです。
一つひとつの工夫が積み重なれば、物流はもっと効率的に、もっと持続可能になり、企業価値を高める大きな力となります。
丸共協同株式会社は、これからも物流業界で培ってきた経験を生かしながら、荷主様・運送会社様・社会の未来につながる情報を発信してまいらいす。
物流は、未来を運ぶ仕事です。
その未来を、皆様とともに創っていけることを願っています。

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