10tトラックを手配するには?大型トラックの見積もり・チャーター便を解説
10tトラックを手配するときに確認したいこと|大型トラックの見積もり・チャーター便を解説
大量の荷物を一度に運びたい。
4tトラックでは積み切れない。
関西から関東など、中長距離の輸送で10tトラックを手配したい。
物流の現場では、このような場面があります。
ただし、10tトラックを手配するときは、単に「大型トラックを1台お願いします」と伝えるだけでは、スムーズに車両を確保できない場合があります。
荷物の重量や大きさ、積込方法、納品先への進入条件、積込・納品日時など、事前に確認しておきたいことがあります。
今回は、荷主企業が10tトラックを手配するときに必要な情報や、運送会社への見積もり依頼、チャーター便、帰り便などについて、物流の実務に沿って解説します。
この記事で分かること
この記事では、次の内容を紹介します。
・10tトラックを手配するときに必要な情報
・10tトラックが向いている輸送
・大型トラックを手配するときの注意点
・運送会社へ見積もりを依頼する方法
・チャーター便・貸切便という選択肢
・帰り便トラックを探す考え方
・10tトラックが見つからないときに確認したいこと
10tトラックや大型トラックの手配を検討している荷主企業の方は、輸送条件を整理するときの参考にしてください。
1.10tトラックを手配する前に確認したいこと
10tトラックを探す前に、まず輸送条件を整理します。
主に確認したいのは次の項目です。
・積込地
・納品先
・積込日時
・納品日時
・荷物の内容
・荷姿
・数量
・重量
・荷物の寸法
・積込方法
・荷卸し方法
・大型車の進入可否
特に重要なのが、荷物の重量だけではなく「大きさ」です。
重量的には問題がなくても、荷物の形状やパレット数、長さ、高さなどによって、一台に積み切れない場合があります。
反対に、重量だけを見て大型車が必要だと思っていても、荷物の内容によっては別の車種が適していることもあります。
そのため、
「10tトラックを1台」
という依頼だけではなく、
「何を、どれくらい、どこからどこまで運ぶのか」
を運送会社へ正確に伝えることが大切です。
2.10tトラックはどのような輸送で使われるのか
10tクラスの大型トラックは、まとまった量の荷物を輸送するときによく利用されます。
例えば、
・工場から物流センターへの輸送
・物流センター間の幹線輸送
・パレット単位の大量輸送
・機械や部品の輸送
・鋼材などの輸送
・関西から関東などの中長距離輸送
などです。
一度に多くの荷物を運べるため、複数台に分けるより効率的になる場合があります。
ただし、荷物の内容や納品条件によって適した車種は変わります。
「荷物が多いから10t車」と単純に決めるのではなく、輸送条件全体を確認することが重要です。
3.同じ10tトラックでも車両は同じではない
「10tトラック」という言葉は広く使われていますが、実際の車両にはさまざまな仕様があります。
代表的なものとして、
・ウイング車
・箱車
・平ボディ車
などがあります。
また、車両ごとに荷台寸法や最大積載量なども異なります。
そのため、
「10t車なら何でも積める」
というわけではありません。
例えばパレット貨物の場合でも、
パレットの大きさ。
積み方。
荷物の高さ。
重量。
これらによって必要な車両は変わります。
特殊な荷物や重量物の場合は、必ず事前に詳しい条件を運送会社へ伝えることが大切です。
4.積込場所・納品場所に大型車が入れるか確認する
10tトラックを手配するときに、見落としやすいのが進入条件です。
荷物だけを見れば大型トラックで運べても、積込場所や納品場所まで車両が入れない場合があります。
例えば、
・道路幅が狭い
・構内への大型車進入が制限されている
・高さ制限がある
・トラックを停車できるスペースがない
・荷卸し場所で方向転換できない
といったケースです。
初めて配送する場所の場合は、事前に大型車が進入できるか確認しておくことをおすすめします。
大型車が入れない場合、4t車への変更や複数台での輸送など、別の方法を検討する必要があります。
5.10tトラックの見積もりに必要な情報
運送会社へ見積もりを依頼するときは、積込地と納品先だけでは十分ではありません。
できるだけ次の情報を伝えます。
積込地
都道府県、市区町村、積込場所。
納品先
都道府県、市区町村、納品場所。
荷物
商品名、荷姿、数量、重量、寸法など。
積込日時
日付だけではなく、希望時間帯も伝えます。
納品日時
納品日のほか、時間指定がある場合はその時間も伝えます。
車両条件
10tウイング車、平ボディ車など、指定がある場合は伝えます。
荷役条件
フォークリフト積みなのか、手積みなのか。
荷卸し方法はどうするのか。
このような情報がそろっているほど、運送会社側も対応可能な車両を確認しやすくなります。
6.10tトラックの運送料は距離だけでは決まらない
トラックの運送料というと、
「大阪から東京ならいくら」
というように距離だけで決まると思われることがあります。
しかし実際には、さまざまな条件が関係します。
例えば、
・輸送距離
・使用する車両
・積込時間
・納品時間
・待機時間
・荷役作業
・高速道路の利用
・荷物の内容
・運行条件
などです。
同じ区間でも、条件が違えば運送料が変わることがあります。
そのため、複数の見積もりを比較するときも、単純に金額だけを見るのではなく、
「同じ輸送条件で見積もられているか」
を確認することが大切です。
7.10tチャーター便・貸切便という方法
大型トラックを一台貸し切って荷物を輸送する方法として、チャーター便があります。
貸切便と呼ばれることもあります。
10tチャーター便は、
・大量の商品を一度に運びたい
・工場から倉庫へ直接輸送したい
・中長距離を一台で輸送したい
・ほかの荷物との積み合わせを避けたい
・納品時間を重視したい
といった場合に利用されています。
荷物の量や条件によっては、複数の小型車を使うより、大型トラック一台で輸送した方が適している場合もあります。
ただし、必要な車両がいつでも確保できるとは限りません。
日程が決まっている場合は、できるだけ早めに輸送条件を整理して相談することが大切です。
8.スポットで10tトラックが必要になった場合
物流の現場では、予定外に大型トラックが必要になることもあります。
例えば、
「出荷量が予定より増えた」
「追加注文が入った」
「予定していた車両を確保できなくなった」
「通常お願いしている運送会社で大型車が見つからない」
といった場合です。
このような単発の輸送では、スポットで10tトラックを探すことになります。
急ぎの場合でも、
積込地。
納品先。
荷物。
積込日時。
納品日時。
必要車種。
これらを整理してから相談することで、車両確認を進めやすくなります。
9.帰り便の10tトラックを探すという方法
中長距離輸送では、帰り便を活用できる場合があります。
例えば、
関西から関東へ荷物を届けた大型トラックが、その後、関西方面へ戻る。
その戻りの区間で荷物を積むことができれば、運送会社にとっては帰り荷になります。
荷主側から見れば、
「積込地の近くにいる運送会社」
だけではなく、
「その地域から戻るトラック」
まで探すことができます。
これによって、トラックを探す範囲が広がります。
ただし、帰り便は毎日同じ場所・同じ時間に発生するとは限りません。
積込日時、納品条件、車種などが合うことが前提になります。
丸共協同株式会社では、長年、帰り便を活用したトラック手配にも取り組んできました。
10.10tトラックが見つからないときに考えたいこと
必要な日に10tトラックを確保できない場合、条件をもう一度整理してみることも重要です。
例えば、
・積込時間を調整できないか
・納品時間を調整できないか
・別の日程に変更できないか
・4t車など複数台で対応できないか
・帰り便を利用できないか
・別の運送会社を探せないか
といった方法があります。
もちろん、製造計画や納品条件によって変更できない場合もあります。
その場合は条件を変えるのではなく、より広い範囲から運送会社や空き車両を探すことになります。
トラック手配では、
「車両がない」
で終わるのではなく、
「条件を変えられる部分はないか」
「別の探し方はないか」
まで考えることで、選択肢が広がる場合があります。
11.10tトラックを手配するときは早めの情報共有が大切
トラック手配では、早く相談するほど選択肢が広がることがあります。
特に大型車の場合、
「明日の10tトラックを探したい」
より、
「来週の水曜日に大阪から東京まで10t車が必要」
というように早い段階で情報が分かっている方が、運送会社側も運行予定を確認しやすくなります。
出荷日が決まった段階で、
積込地。
納品先。
荷物。
車種。
日時。
を整理しておくことが重要です。
12.トラック手配で大切なのは「条件に合う車両」を探すこと
10tトラックを探すとき、
「大型車が空いているか」
だけに目が向きがちです。
しかし、本当に重要なのは、
その荷物を安全に積めるか。
積込場所に入れるか。
納品場所に入れるか。
指定日時に運行できるか。
必要な荷役に対応できるか。
という条件です。
空いているトラックを見つけることと、条件に合うトラックを見つけることは同じではありません。
物流では、
「走れる車両」
ではなく、
「その輸送を安全に完了できる車両」
を手配することが重要です。
13.丸共協同株式会社の10tトラック手配
丸共協同株式会社では、全国の協力運送会社ネットワークを活用し、荷主様の輸送条件に合わせたトラック手配を行っています。
10t車、増トン車、4t車など、荷物や輸送条件に応じて車両を確認します。
また、
チャーター便。
貸切便。
スポット輸送。
帰り便。
などについても、輸送条件に合わせて検討します。
「10tトラックを手配したい」
「大型トラックが見つからない」
「大阪から東京まで10t車を探している」
「運送会社へ見積もりを依頼したい」
「急に大型トラックが必要になった」
そのような場合は、
積込地。
納品先。
荷物。
重量。
数量。
希望日時。
などをお知らせください。
条件を確認しながら、対応可能な車両を探します。
14.まとめ
10tトラックを手配するときは、まず輸送条件を整理することが大切です。
荷物の重量。
大きさ。
数量。
積込場所。
納品場所。
日時。
必要な車両。
そして、大型トラックが積込場所や納品場所まで進入できるかどうかも確認します。
必要な10tトラックが見つからない場合でも、
別の運送会社を探す。
積込時間を調整する。
帰り便を探す。
複数台での輸送を検討する。
といった方法があります。
10tトラック手配で重要なのは、
大型車を一台見つけることではなく、
荷物と輸送条件に合った車両を確保することです。
荷物を安全に、必要な日時に、必要な場所まで届ける。
そのために必要な条件を一つずつ確認することが、スムーズなトラック手配につながります。
よくある質問
Q.10tトラックを手配するとき、何を伝えればよいですか?
積込地、納品先、荷物の内容、重量、数量、寸法、希望日時、車種、積込・荷卸し方法などをお知らせください。
Q.急に10tトラックが必要になった場合も相談できますか?
車両の状況によりますが、スポットでの10tトラック手配についてもご相談いただけます。
できるだけ詳しい輸送条件をお知らせください。
Q.10tウイング車を指定できますか?
希望車種がある場合は、見積もりやお問い合わせ時にお知らせください。
車両の状況や輸送条件を確認して対応可能な車両を探します。
Q.10tトラックで運べる重量は決まっていますか?
同じ大型トラックでも車両の仕様によって最大積載量は異なります。
荷物の重量や大きさを事前に伝え、実際に手配する車両で積載可能か確認することが重要です。
Q.10tトラックが見つからない場合はどうすればよいですか?
積込・納品時間の調整、別の運送会社の確認、帰り便の活用、複数台での輸送などを検討できる場合があります。
輸送条件によって方法は異なりますので、まず条件を整理して相談することをおすすめします。
Q.10tチャーター便の見積もりだけでも可能ですか?
積込地、納品先、荷物、重量、数量、希望日時などの条件をもとに、まず見積もりを確認することができます。
