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物流マッチングとは?仕組みと物流DXを解説 | 丸共協同株式会社

2026.10.01 コラム
荷主の荷物情報と運送会社の車両情報をつなぐ物流マッチングのイメージ

物流マッチングとは?荷主と運送会社をつなぐ仕組みと物流DX

 

物流マッチングとは、荷物の輸送を依頼したい荷主企業と、その輸送を引き受ける運送会社を、地域・日時・車種・荷物の条件などに基づいて結び付ける仕組みです。

荷主にとっては、荷物の条件に合う運送会社を探す手段になります。運送会社にとっては、自社の車両や運行予定に合う仕事、帰り荷を見つける手段になります。

情報の登録、検索、見積もり、連絡などを支えるのが、物流マッチングシステムです。

ただし、輸送を成立させるには、運賃だけでなく、積込み・荷卸しの条件、契約相手、実際に運ぶ会社、事故時の連絡先まで確認する必要があります。本稿では、トラック輸送を中心に、その仕組みと物流DXとの関係を解説します。

目次

  1. 物流マッチングで何を結び付けるのか
  2. 荷主と運送会社では利用する目的が異なる
  3. 物流マッチングシステムを選ぶときの確認事項
  4. 物流マッチングと物流DXの関係
  5. 帰り便と帰り荷の活用と適正な運賃を両立する
  6. 小さな情報共有から物流の仕事を変える
  7. よくある質問
  8. 丸共協同株式会社へのご相談
  9. 関連記事
  10. 参考資料


1.物流マッチングで何を結び付けるのか

荷物とトラックの情報があっても、条件が合わなければ輸送は成立しません。

例えば、大阪で積込み、翌日に関東で荷卸しする運行を手配する場合、必要なのは「関東方面へ向かうトラック」という情報だけではありません。

荷物の重量や寸法、必要な荷台の形状、大阪での積込時間、翌日の関東での荷卸し時間、現場での作業方法なども確認する必要があります。

確認する条件    荷主が伝える情報    運送会社が確認する情報
輸送区間    積込先・納品先の所在地    現在地や運行予定とのつながり
日時    積込日・配達日・受付時間    配車予定と無理のない運行
荷物    品名・重量・寸法・数量・荷姿    積載できる重量と荷台寸法
車両    必要な車種・装備    対応できる車両と設備
現場作業    フォークリフトの有無・手作業など    作業の可否と所要時間
取引条件    運賃・諸料金・支払条件    原価と作業条件に見合うか


輸送区間が合っていても、積込みや荷卸しの条件が合わなければ、手配は成立しません。必要な情報を最初から整理して共有することが、物流マッチングの精度を高めます。


2.荷主と運送会社では利用する目的が異なる

荷主は荷物に合う運送会社を探す

荷主が確認したいのは、「この荷物を、この条件で運んでもらえるか」という点です。

チャーター便・貸切便、スポット便、帰り便などを検討する際も、荷物の条件を先に整理すると、手配の相談が進めやすくなります。

2t・4t・10tという車格だけでは判断できない場合もあります。長尺物、機械、鋼材、精密機器などでは、荷台寸法や積付け、必要な装備まで確認することが重要です。

運送会社は運行に合う仕事や帰り荷を探す

運送会社にとっては、納品後の車両をどのように活用するかが重要になります。

帰り荷を探すときは、積込場所と帰る方向だけでなく、積込時間、荷卸し時間、移動距離、待機時間、運賃を合わせて確認します。

仕事が見つかっても、積込場所までの移動が長い、待機時間が読めない、次の運行に影響する、といった条件では、期待した改善につながらない場合があります。

丸共協同株式会社は、荷主の輸送条件と運送会社の運行条件を、双方から確認することが大切だと考えています。


3.物流マッチングシステムを選ぶときの確認事項

物流マッチングシステムには、サービスによって対象企業や機能、契約の仕組みに違いがあります。導入を検討するときは、次の点を確認しましょう。

必要な情報を登録し検索できるか

発地・着地、日時、車種だけでなく、重量、寸法、荷姿、作業条件などを扱えるか確認します。

情報の更新日時や、案件が現在も受付中なのか分かることも重要です。

料金の総額が分かるか

月額料金、成約手数料、決済に関する費用など、料金体系はサービスごとに異なります。

利用料と輸送の運賃を分けて確認し、自社の利用件数に応じた負担を考える必要があります。

契約相手と責任の所在が分かるか

荷主と運送会社が直接契約する方式もあれば、手配を担う会社が契約に関わる方式もあります。

誰と契約するのか、誰が運賃を支払うのか、実際に運ぶ会社はどこか、変更や事故の際は誰へ連絡するのかを、依頼前に確認しましょう。

情報の公開範囲を管理できるか

運賃、取引先、貨物の詳細などには、取り扱いに注意が必要な情報があります。

一般公開される情報、会員だけが見られる情報、取引相手だけに伝える情報を、どのように管理できるか確認することも大切です。


4.物流マッチングと物流DXの関係

物流DXは、データやデジタル技術を活用して、物流の業務、働き方、企業間の連携や事業の仕組みを変えていく取組です。

国土交通省も、物流DXを、デジタル化・機械化を通じて業務改善や働き方改革を実現し、物流産業のビジネスモデルを革新する取組として説明しています。

詳しくは、国土交通省の物流DXの推進をご覧ください。

物流マッチングシステムは、そのための手段の一つになります。

例えば、輸送条件を一度入力し、関係者が同じ情報を確認できれば、繰り返しの説明や転記を減らせる可能性があります。情報を早く共有できれば、帰り荷の検討や車両の調整に使える時間も増やせます。

一方で、システムを導入しても、情報が不足していたり、更新されなかったりすれば、確認の手間は残ります。

国土交通省は、物流情報標準ガイドラインの改訂に関する発表で、物流DXや共同輸配送を進める前提として、物流標準化が必要だとしています。企業間で情報をつなぐには、項目や意味をそろえることも重要です。

丸共協同株式会社は、必要な情報を整理し、早く正確に共有し、その情報を使って仕事の進め方を改善することが、物流DXにつながると考えています。


5.帰り便と帰り荷の活用と適正な運賃を両立する

荷主が帰り便を活用し、運送会社が運行に合う帰り荷を確保できれば、空車で移動する区間を減らせる可能性があります。

ただし、帰り便だから必ず安く運べるわけではありません。積込場所への移動、待機、荷役、高速道路料金、次の運行への影響などによって、必要な費用は変わります。

運賃を比較するときは、基本の輸送運賃に加え、待機・荷役・附帯作業などの料金が、どのように扱われるか確認することが大切です。

丸共協同株式会社が目指すのは、荷主が必要な輸送を確保でき、運送会社が原価と責任に見合う運賃で仕事を続けられる関係です。

情報をつなぐことによって、双方にとって無理の少ない輸送を組み立てる。その視点が、持続可能な物流には必要だと考えています。


6.小さな情報共有から物流の仕事を変える

物流DXを検討するときは、現在の仕事で時間がかかっている部分を整理すると、取り組む順番が見えてきます。

例えば、次のような改善が出発点になります。

  • 荷物の重量・寸法・荷姿を、見積もり前にまとめる。
  • 積込みと荷卸しの日時・作業条件を、同じ書式で共有する。
  • 車両の空く場所・日時・希望方面を、早めに伝える。
  • 変更内容や合意した条件を、後から確認できる形で残す。

効果を確認する際は、手配にかかった時間、確認のやり取りの回数、空車走行の距離、待機時間など、自社で把握できる項目から始められます。

こうした改善を積み重ね、企業間の連携や配車の進め方を見直すことが、物流DXを実務に結び付ける方法になります。


7.よくある質問

物流マッチングと配車システムはどう違いますか?

物流マッチングは、荷物や輸送条件に合う相手を見つけることが中心です。配車システムは、車両やドライバー、運行予定の割当て・管理を支えることが中心です。ただし、両方の機能を備えるサービスもあります。

トラックの見積もりには何を伝えればよいですか?

積込先・納品先、積込日・配達日、時間指定、品名、重量、寸法、数量、荷姿をお知らせください。荷役方法や必要な車両装備も分かると、条件を確認しやすくなります。

2t・4t・10tのどの車両を選べばよいですか?

重量に加え、荷物の寸法、数量、荷姿、積付け方法、必要な装備などによって変わります。車格が分からない場合は、荷物の詳細を伝えて相談してください。

帰り便なら必ず運賃は安くなりますか?

必ず安くなるとは限りません。輸送区間、日時、車両、積込場所までの移動、待機や作業条件などによって変わります。

前日や当日の急ぎのトラック手配も相談できますか?

丸共協同株式会社へご相談ください。手配の可否は、地域、車種、日時、荷物の条件、車両の状況などによって個別に確認します。全国の輸送についても、条件をお知らせください。

貨物保険はどこまで補償されますか?

丸共協同株式会社の貨物保険の補償限度額は3,000万円です。

ただし、実際の補償は荷物の種類・価額、輸送条件、事故内容、契約内容などによって異なります。正式な依頼前に、補償対象や免責事項を個別にご確認ください。


8.丸共協同株式会社へのご相談

物流マッチングを実際の輸送につなげるには、荷物と車両の情報に加えて、現場の条件を確認することが必要です。

丸共協同株式会社では、荷主様のトラック手配と、運送会社様の求荷・空車情報に関するご相談を受け付けています。

荷主様は、輸送区間、日時、荷物の内容、必要な作業条件をお知らせください。運送会社様は、車両が空く場所・日時、車種、希望方面などをお知らせください。

荷主様:トラック手配・見積もりのご相談

運送会社様:求荷・空車情報の登録

その他のお問い合わせ


9.関連記事


10.参考資料

   丸共協同株式会社ホームページ

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