物流情報センターコラム 第9回
2026.10.13
荷主様 コラム
物流業界は本当に人手不足なのでしょうか?
― 私たちは「人」だけでなく、「時間」も不足していると感じています。―
「物流業界は人手不足。」
この言葉を、ニュースや新聞で見聞きする機会が増えました。
確かに、ドライバー不足や人材確保は、物流業界にとって大きな課題です。
しかし、長年物流の現場に携わってきた私たちは、もう一つ不足しているものがあると感じています。
それは、「時間」です。
配送を終えた後の空車走行。
積込先での荷待ち時間。
道路渋滞による遅れ。
何度も繰り返される電話連絡。
同じ内容を何度も入力する事務作業。
一つひとつを見ると短い時間かもしれません。
しかし、それが毎日積み重なることで、多くの時間が失われています。
もし、その時間を少しでも減らすことができたら、どうでしょうか。
運転手の皆様は、安全運転により集中できる時間が増えるかもしれません。
配車担当者は、お客様への提案や調整に時間を使えるようになるかもしれません。
荷主様も、配送状況を把握しやすくなれば、次の仕事をスムーズに進められるようになるかもしれません。
つまり、「時間」を生み出すことは、「人」を増やすことと同じくらい大きな価値があるのではないでしょうか。
もちろん、人材を育てることはとても大切です。
経験豊富な運転手の皆様や配車担当者の知識は、物流業界にとって大きな財産です。
だからこそ、その大切な人材が、本来の仕事に集中できる環境を整えることも、これからの物流には必要だと私たちは考えています。
物流の現場には、「仕方がない」と思われていることが数多くあります。
荷待ちは当たり前。
電話確認は当たり前。
急な変更は仕方がない。
しかし、本当にそうでしょうか。
少しだけ情報共有を早くする。
少しだけ配送計画を工夫する。
少しだけ出荷予定を早めに相談する。
その積み重ねが、多くの時間を生み出し、物流全体を変える力になるかもしれません。
物流は、人が支えています。
アンド、人の時間が物流を支えています。
だからこそ、「人手不足」という言葉だけではなく、「時間をどう大切に使うか」という視点も、これからの物流には必要なのではないでしょうか。
丸共協同株式会社は、創業以来、多くのお客様や協力会社様に支えられながら歩んできました。
私たちはこれからも、現場で働く皆様の時間を大切にし、物流全体がより効率的で、安心できるものになるよう、経験を生かしたご提案を続けてまいります。
物流の未来を変えるのは、特別なことではありません。
一つの改善。
一つの工夫。
そして、一つの情報共有。
その積み重ねが、未来の物流をつくっていくと私たちは信じています。
